Output

SUGOロードレース、東北シクロクロスの参戦日記です。

TDM900 フォークオーバーホール

フォークオイルが漏れる様になったのでO/Hしてみた。
一年以上雨ざらしの期間があったのが悪かったようだ。
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インパクトレンチ、万力、腕力どれもないが、幸運にも特殊工具の同等品を
ホームセンターで調達できたのでO/Hに成功した。
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TDM900固有の所だけを取り上げる。
アクスルを緩める:ホームセンターで二面幅19mmの高ナットを調達。モンキーで緩める。
ナットは\200くらい。


自作工具を回り止めとして8mm六角棒、8mmメガネレンチでダンパーロッドを
固定しているボルトを緩める。




錆びたインナーチューブ、オイルシールを新品にして組み立て。
油面は2004年以降は127mmのようだ。片側で545mlとされている。
パーツはプレストのページで部品番号、価格も分かる。
インナーチューブは再めっきもできるようだが、今回は急ぎだったので、新品を購入した。
スライドメタル、オイルシール圧入にはアストロプロダクトで購入したオイルシール圧入工具を使用。
スライドメタルの圧入にはかなりの力が必要だったので、塩ビパイプなどでは力不足だと思われる。
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自作工具
純正の回り止めは29mmの六角ビットとTレンチの組み合わせとの事。
ホームセンターで29.5mmくらいのナットと全ネジの1メートルのシャフトを発見。
普通のホームセンターでは手に入らないだろうが、大規模ホームセンターで見つけた。
ナットは\60*4、全ネジのシャフトは\580だった。
ダブルナットにして、一番強いネジロックを併用し、周り止め工具とした。

このナットは店頭では29mmのソケットに入らず、
ダンパーロッドの頭にはまるか心配だったが、問題なく使用できた。

インナーチューブの底に上図のダンパーロッドが入っており、さらにこれの底がボトムケース
とネジ止めされている。ダンパーロッドを特殊工具で回り止めしないと、底のボルトが
緩められない。インパクトレンチがあれば別だが。
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ダンパーロッドを固定しているボルトはネジロックでかなり固く締められているので、
フォークを組んで、タイダウンベルトでプリロードかけて見ても、ボルトが共回りしてしまった。
自分のフォークは面倒な部類だったようだ。
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道具がそろえば分解には特に腕力もいらず、一人で可能だったが、
車体のジャッキアップから始まって、かなり面倒だった。
しかし、オイル漏れから開放され、フォークの踏ん張りも良くなったので安心してTDMに乗り続け
られる。