2024.1.21 土砂降り、気温9℃、風ほぼなし
MM1 2.6km、4周 トップ34分38秒から7分4秒遅れ 10位/12人、3人DNS
本当にひどい雨でドロドロ、直前まで出走するか迷った。結果はビリ争いで悪かったが、今は経験値が増え、思い出として美化されている。
前週の練習会ではグランドは湿ってはいたが、キャンバーは快走でき、タイヤは何でも走れるような状況だった。
今回はほぼ水たまりというか沼の中を走っているような感覚だった。1月の蔵王町で雨が降るという異常事態で温暖化を実感する。
今回、勝負はともかく、風邪をひかず終えられるような装備で出走することにした。
過剰な装備になってしまい結果的にずぶ濡れになったのは足、シューズだけで、頭、手、上半身のインナーも濡れず、暑いくらいだった。
あと、いつも40分5周のレースで3,4周目に体力が売り切れるのでスタートから頑張るのはやめようとのんびりスタートしたが、結果は不良だった。
悪条件で周回数が減ることが想定できたわけだから、最初から頑張らないとダメ。
ただし、初めてタイムが周回ごとに速くなり、あと1,2周あってもよいくらいに感じたことはいい経験となった
以下すべてに問題があり、要修正事項である
・心がまえ
・装備
・ウォームアップ
・車両準備
・走行技術
・事前のトレーニング
・心構え
競争することにやりがいがあるからシクロクロスに出ている。
マスターズ1でそもそも優勝できるとは思っていないし、目標ともしていないが、いつものライバルには勝ちたい。ロードレースの様に集団から脱落したら終わりということがないのがクロスのいいところ。いつも下位争いを楽しんでいたはずだが、今回は環境がひどく、完走してポイントが得られればいいやと考えてしまったのが敗因。少しでも上位を狙っている人と勝負できるわけがない。気持ちを強く持たねば。とはいえ、今回あの状況で出場したことは良かった。
段々年をとって衰える頭や体だが、伸びしろはあるはず
・装備
空気抵抗や重さより濡れないことを優先した装備になった。
快適だったけど、重いし空気抵抗大きいし、これでは勝負にならない。
上半身:下からイオンの網々インナー、ファイントラック長袖インナー、GOREインフィニウムジャケット(ラファ)、ゴアテックスカッパ(モンベル)、ゼッケンをつけるための半袖ジャージ
インフィニウムのジャケットは防風でかつピタッとしていてばたつかない。振り返ればカッパを着たのは過剰だった。防水をうたっていないが、雨が染みなかった可能性は高い。でも低体温は嫌だし、風邪をひきたくなかったんだ。カッパの袖は盛大にばたついた。フードもかぶって頭が全く濡れなかったのは快適だったが、温度調整ができない。ヘルメット下のキャップが最適解か。今回思いつかなった。濡れて息ができなくなると想定し、バラクラバは使用せず
フィルム、メンブレンが入ったジャージ、カッパに安全ピンでゼッケンを止めたくなかったので一番上に半袖ジャージを着た。早朝のクラスでは透明なウインドブレーカはゼッケンが視認しにくいので、スタート前に脱がされていた。安全ピン+日東の5000番両面テープを使用したが、テープだけでもあの土砂降りの中はがれる様子はなかった。ただし、裏面に隙間ないくらい貼った。
グラブは防寒テムレス。氷点下だと冷たくて厳しいが、今回はよかった。カッパの袖の下に手首の部位を入れると浸水しない。完璧だった。
タイツ:夏用ビブの上にGOREインフィニウムのパッド無しタイツ(エチェオンド)
雨のなかで初めて使用したが、寒さを感じず驚いた。カッパと違って通常のタイツなので使用しやすい。ただし非常に高価なので転んで穴をあけたら泣ける。
シューズ:シマノXC5、スパイクピンあり
XC9と比べると柔らかいが、違いはそこよりつま先がやや上向きなこと。XC9の方がつま先に余裕がある。インソールの長さは全く同じで小さいわけではないと思う。XC5は足のゆびを背屈している感じでシューズ内で爪がこすれる。レース後靴下に穴があいていた。今回の様な雨で有効なシューズカバーはないと思われるので、使うなら防水ソックスだが、ランが多いとすぐに穴が開きそうで気が進まない。濡れて皮膚がひどいことになるかとおもったが大丈夫だった。
ペダルはタイム。なぜか左足だけはめにくかったが、クリートの向きの問題かもしれない。特に問題なし
・ウォームアップ
前回いわきでウォームアップをしっかりやったらスタートはとても良かったと感じていたのに、装備準備のバタバタで全くウォームアップせず。結果的に尻上がりのペースアップはできているが、スタートのかかりが悪すぎた。バカなんだろうか、そうなんだろう。
いつもスタート3時間前の時点で食事はとり終えるが、後半たれないようカロリーメイトゼリーを30分前にとった。最大心拍の中でも気持ち悪くなったりはせず良かったかもしれない。
・車両準備
油圧ブレーキの車両でスタートしたが、1周目で前輪をパンクさせ、某機械式ディスクブレーキの代車に乗り換えた。3周目時点でパッドが減り、ストロークを使い切ってしまった。パッドの残りはあるが、アジャスターが手元になく、調整不可。基本的に泥で減速するのであまりブレーキをかける場面がなく、リアブレーキがかろうじてかかる状況だったので何とか完走できた。過酷な環境では油圧でないと厳しいことを実感したが、カンチブレーキでME1を走っている選手もあり、人によるのかもしれない。
代車のタイヤがマッドタイヤでなかったのは厳しかった。準備不足。
どこでパンクしたのかわからなかったが、忍者返し前の下りか。自分と同クラス、ME1でもパンクはあったようなので、泥のなかで石が出ていたのだろうか。タイヤを今後耐パンク用にするか要検討。ビットリアのタイヤインサートを入れていたので、ピットまでは走って戻れたが、ビードが落ちないだけでまともに走れない。ちなみにIRCのインサートはパンクしても走れそうなくらいしっかりしているが、タイヤのつけ外しが地獄。
・走行技術
技術的に泥のコーナーが異常に遅いことを思い知った。路面抵抗が重くて勝手に減速するので、ある程度のスピードで突っ込んでも大丈夫だが、安全に進入しすぎるし、車体が立っているからペダルを漕げる状況なのに休んでコーナリングしてしまっていた。立ち上がりで踏みすぎてしまい、コーナー途中で踏めないという悪循環だったと思う。転んでも怪我をする状況ではないので、もう少し気合を入れないと。でも転倒がなかったのは良かった。ランが遅いのは諦めている。歩き、走りが嫌いで自転車に乗っているので。
・事前のトレーニング
今回はCTL40弱に低迷。ただ、最近フルスクワット、プランクを日課にするようになって、少しよい方向かもしれない。性格的に睡眠不足が年中課題である。
次回は福島空港。どんな天気だろうか。