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SUGOロードレース、東北シクロクロスの参戦日記です。

2023 SUGOロードレース Rd.4 F600クラス

目標、目的

・意識、準備したことを実践し、自己ベストタイムを目指す

・無理しない。バイクを壊したり、病院に搬送されるのはダメ。

 

前日スポーツ走行

2023年10月7日 土曜 最高気温20℃くらい。そこそこの風。寒い

当日近辺では雨が降っていたが、現場は晴れていた。

Fタイヤ KR149(M3) 空気圧:冷間200kPa、走行前温間220kPa

Rタイヤ KR133(M1) 空気圧:冷間140kPa、走行前温間170kPa

タイヤはRd.3予選、決勝でのみ使用後

Fプリロード:最弱から8回転

Rプリロード:最弱から5.5回転

1走行目はゆっくり走った。1分44秒くらいまで

以下の要因あり

雨だと思ってゆっくり到着、タイヤの温めがほどほどでの1本目走行、バイクに乗るのが前ラウンド以来、エンジンヘッドのオーバーホール後、低い気温に慣れていない、やや寝不足で体調今一つ。初めて手の豆防止用にパームガードをしてみたが、グリップを握る感じがぬるぬるして嫌な感触だったなど。とはいえ体もバイクも走るとあまり問題なさそう。

2走行目

右コーナーでフロントのチャタリングか何か振動が出まくる。1分40秒位なので、自分のレベルでは遅くはないが速すぎて出ているわけではない。2コーナーで強く振動するので、深くバンクする気にならない。フロントの減衰はかなり緩めていたので、逆に締めてみるとチャタはとまらないが、フロントが動かなすぎる。

結論としてはフロントのエア圧低下が原因。走行前220kPaから走行後210kPa以下まで落ちていた。気温が低く、走行後に前タイヤの場合下がる様。後タイヤは下がっていない。3本目走行前に240kPaまで上げたら振動はほぼ止まった。1分39秒台が出たので、人間もバイクも特に問題なさそうと判断した。

終了間際にシフトアップでギア抜けし、ヒヤッとしたが、エンジンは大丈夫だったよう。シフトペダルをわずかに上げた。

今回の準備

・Rd.3の際には自転車でのトレーニング量がCTL40まで達していたが、今回は35程度。

・上半身トレーニングとしてのプランク2分/日は継続していた。

・大腿でタンクをホールドして倒しこむのに必要な大腿内転筋群の簡単筋トレもしたかったが、9月中旬から謎の痛みがあり、筋トレをやめていたのは不安要素。ストレッチはした。年をとると色々うまくいかない。もともとバランスボールをはさむのを2分位反復するだけだから、大したことはしていないが。

・ヘルメットを新型へ。空気抵抗がやや少ないか?

・グラブを新型へ。前回豆ができたのでより柔軟だろうと思われるものにしてみた。

・パームガードも準備したが、合わなかった。結果的には無くてもブレーキリリースを早める乗り方や新型グラブの影響か豆はできなかった。

・エンジンヘッドを整備してもらった。ややパワーアップしたか。

・減衰を前後ともやや締めてみた。普段はゆるゆるの減衰にしているが、締めてみるとしっかり感がでて、ブレーキングや、加速をより頑張れるのではないかと変更してみた。今までは人間の慣熟の方が問題と考え調整していなかった。

以下を意識した。

・コーナー進入前に外ステップに乗る意識を反復した。全日本のトップライダー達は進入時に両足ともにステップから足を外しているので訳が分からないが、自分はシフトダウン後に外足に乗り、内腿でタンクからの倒しこみを意識するとうまくいくようだ。S字の切り返しでは逆操舵を意識する。

・ブレーキリリースを早める。自分としてはビビりながら走っており、速い速度でコーナーに進入するのは怖い。どうしてもブレーキを残しがちになる。しかし、逆にブレーキングにタイヤグリップを奪われるし、倒しこみも重くなるのでバイクは曲がらなくなるし、さっさとリリースした方がよいので意識してみた。

・背中は伸ばす。丸めない。

・ストレートで完全に伏せる。油断するとヘルメットが浮いている!

・遠回りしないでコーナーを通過する。体や膝がゼブラの上や芝生の上にあるべき

 

10月8日 日曜 午前8時50分から20分 予選 晴れ 最高気温23度くらい? 風なし

タイヤは新品

サスプリロード変更なし。

悩みに悩み、前後ともさらに減衰を締めた。ただし、COMPとREBを区別する解像度は私の中に無いので、同時に調整する。

予選は20分と長く、集中が続かないので途中で調整するつもりだった。

2022年までは探りながら走り出して徐々にペースを上げていったのだが、最近は不安を感じないので、いきなりタイムがそこそこ出るようになった。3周目に39秒0が出て、サスが動きにくくなったことについては車体を動かしにくいというより、ブレーキが安定し、寝かせ始めてからの不安定な挙動を感じないポジティブな感覚だったので調整せず。新品タイヤは何となくフィーリングが良い。

決勝でそのまま使うタイヤなので5周で終了。

ブリーフィング 9時50分から25分くらいだったか

・白旗:救急車を抜いてよく、抜いたら全開走行に戻る。というか黄旗や白旗では注意はするが、減速しない

・周回遅れとトップが同時にゴールに来るときは青旗が掲示される。周回遅れはもう1周しないとゴール扱いにならない

・ピットインする際にはインを空けない。後続車と交錯する事故あり

・混走クラスでは抜いてからラインを変えてブレーキしない。抜く方がエンジンは速いがブレーキも早い傾向。追突するされる

・エアバック近々義務化?衝撃少ないが、首でなくて、肩から胸部のエアバックは肩関節を脱臼しやすいらしい

・車検から予選まで時間がないので、前日車検を要望している方がいた。

SUGO側は前日車検よりは当日朝を早めたいようだ。あまり早いのはしんどいなあ。

 

リザルト

予選 1'39.080 (3/5周)クラス2位、混走5位(出走20台)

決勝  クラス1位/(出走7台)、混走4位/20台 16'38.795, best 1'37.805(3/10周)

 

決勝:10周、5番グリッド(2列目真ん中)からスタート。

なぜかいつも右側のグリッドが多いが、今回は5番で真ん中。サイティングラップでグリッドに着くときに場所がわからず間違えた。前後で互い違いになっていて、2番の真後ろではないのね。

前日のスタート練習は時間が遅すぎて帰りが遅くなるのでいつもやらない。ウォーミングアップランで練習するw 低回転でクラッチミートするし、半クラで進みたがるバイクを効き足の右足で踏ん張っているので特に失敗しなくなったが、1速でひっぱりすぎてレブリミッターに当たって失速した。本番前に失敗して助かった。

無難にスタートしたが、3番グリッド、クラス1位のライバルも同様に速く、1コーナーでは並べず。

以前よりはすぐにペースをつかめるようにはなったが、相手の方が明らかに速い。それにヘアピン(4コーナー)進入で空冷Ducaと水冷Ducaに入られてしまう。3コーナーが遅いということだ。空冷よりはこちらの直線は明らかに速いので裏ストレートで抜けるし、水冷の方は35秒くらいの人なのでどんどん前に行くから問題ないけど、本当ならスタートから前にいってほしい。いつも後から追い上げている。6, 7番グリッドはR1で直線で抜かれると、抜くのは困難。今回はうまく逃げ切れた。

ライバルはあきらかに速く、ちょっと付いていけないなあと感じつつも明らかに遅れるわけでもなかった。今回1コーナーでは200mと150mの間でブレーキを掛け始めて不安なく進入できており、倒しこみが以前より安定している感覚があった。馬の背では200mを切ってからのブレーキでも間に合うくらいだったが、倒しこみ前に体が前に行ってしまうので、どっこいしょと後ろに戻している始末でどうしようもないが、遅くはなかった。今まで絶望的に倒し込めていなかった左コーナーもまずまずだった。まだまだ集中力があった2, 3周目を終えた1コーナーでライバルは転倒してしまう。スリップダウンしたように見えたが、twitterによれば内側ゼブラに乗ったらしい。凄い。私はそんなに攻められない。

前は見えないし、後ろは違うクラスだろうし、本番パワーが一瞬で消失してしまったが、110Rで周回遅れをパスした周と最終周以外は何とか39秒台で走り、レースタイムは前回より1秒短縮した。

良かった点

・無理はしないが、集中することでベストタイムを更新した。フロントが滑る感じはなかったし、シケイン立ち上がりでのリアの危険な滑りも感じなかった。ヒヤッとする感覚なしで走行を終えた。まだ安全に速くなる余地がある。

・エンジンが速かった。直線で244km/h出ていた。

課題

・今回は直線で徹底的に伏せることを意識したが、これが結構首と目の負担で、休みどころがない感じだった。どこかで休まないと集中力が続かない。直線も練習が必要。

・3コーナー、SPイン、アウトで遠回りしがち。

動画をみせてもらってとても参考になった。まずまずスムーズだが、クリップでゼブラから離れてしまっている。特に3コーナーがよくない。毎回はらんでいるのに、直前にアクセルをかなり開けてしまっている。要修正。逆にシケインではかなり詰められていてまずまず良かった。左コーナーの倒しこみが苦手だが、自転車で練習できるだろう。

・何か課金アイテムはないか。

これは相談しよう。

とにかく楽しいレースができて最高。開催者、一緒に走った方々、サポートしてくれた皆様に感謝。