Output

SUGOロードレース、東北シクロクロスの参戦日記です。

2023 SUGOロードレース Rd.3 F600クラス

前日スポーツ走行

2023.8.26.土曜 晴れ。気温32℃くらい。とにかく暑い。

Fタイヤ KR149(M3) 空気圧:冷間200kPa、温間220-230kPa

Rタイヤ KR133(M1) 空気圧:冷間140kPa、温間165kPaくらい 

タイヤはエビスサーキットランで20分x3走行後のもの。あそこは異常にグリップがよく、タイヤの減りがはやい。結構減っている。

Fプリロード:最弱から8回転

Rプリロード:最弱から5回転

1本目走行、ベスト1'40.10

かなり調子いい。今回意識したことをいくつか記録する。

・コーナー進入で外足に体重を乗せることを意識した。シフトダウンして進入する右ターンでできていなかった。実践しバンキングが速くなったように感じる。

・ブレーキのリリースをやや早めることでバンキングを軽くして速くする。

・S字の切り返しが間に合わないので、逆操舵を積極的に使う。

車の調整

・ハンドルグリップをごく細TZタイプから普通太さの川崎タイプに変更した。また、ハンドルバーの取り付け位置を上げた。車体の動きが軽くなったかもしれない。

・シートパッドを新品にした。滑りにくくなった。

・ステップバーを特別滑りにくいものに変更した。シフトダウンしにくかったが、ペダルをあげたら問題なく、車体への入力がしやすい。

・バックステップ位置をエビスで印象が良かった前、下にした。脚が短いのだから前の方がよい。全日本選手のように体をオフセットできないので、ステップを上にする必要は今のところなさそう。

・車体の動きを軽くするため減衰を抜き気味にする。

事前にやっていたこと

・自転車に乗る。トレーニング量としてCTL40弱までアップしたのは夏では初めて

・左ターンが苦手。自転車で左にハンドルを切ってのスタンディングスティルを練習した。今までできなかったが、まずまずできるようになった。

・外足の膝でタンクを引き込む筋力がいつも問題となるので内股の簡単筋トレを行った。具体的にはバランスボールをはさむ。毎日1回2分弱

・上半身トレーニングとしてのプランク。毎日1回2分。

ステップバーが低く前にあり踏ん張りすく、ハンドルバーを上げたことで姿勢が異様に楽なことからかなり乗りやすく感じ、2周目くらいからベストに近いタイムが出るようになった。今までにない感覚だった。また、今までより左ターンで膝をすることが増えた。3コーナーではいつも倒しこみが甘く、膝を擦らないが、今回は毎回擦った。車高が低いこともあるのかもしれないが。

 

2本目1'39.0, 3本目1'39.5がでた。本番パワーがない状況で39秒を出せたことと、走り始めからすぐにタイムが出るようになったことに驚いた。フィジカルの安定も効いただろうか。

110Rでややチャタリングが出た。アドバイスをもらい、減衰を少し抜いた。タイヤの圧は温間で220kPa程度とすでに低く下げなかった。やや改善した。

 

8月26日予選 決勝 曇りから晴れ。28から30度。蒸し暑い。

タイヤは前日と同じ設定の新品。

サスのプリロードも同じ。

車検:装備品確認は特に問題なし。予選まで時間の余裕がないので早めに並ぶ。

ブリーフィング

前日練習走行で死亡事故があったとのこと。詳細の説明はない。

後日情報を探してみると、どうやらMC41(CBR250R)で110Rでの単独事故だったよう。

最近コース外がグラベルから舗装に変更されたので、コースから出ると減速しない。壁が近いのでとても危険。30馬力でも死亡事故になってしまったのは悲しい。自分はどう走るか問い直すことになる。

今回の話は赤旗。急に減速してはダメと。追突されたらたいへんですからね。

暑すぎるせいか、集中力が切れて急に減速しているライダーがいるとのこと。

レコードラインを走るときは全力、全開で。当たり前だ。

 

リザルト

予選 1'39.312 (6/7周)クラス2位、総合6位(出走20台)

決勝  クラス1位/(出走6台)、総合4位/20台 16'39.481, best 1'38.594(3/10周)

 

予選(20分)

新品タイヤで出走。初めから飛ばせないと考えていたので、やや遅れて出走した。

ピットロード出口でなぜか赤信号。信号のあとコースに出る前に転倒者あり。スタッフ曰くオイルではなく、ガソリンを漏らして、自分で踏んで転倒したらしい。アンダーカウルからあふれるほど漏れていたはずなので、カプラーでも外れたか。直前にあった車検後にガソリンタンクを外したのだろうか。色々なことが起こるね。

新品タイヤはスムーズでいきなりタイムが出そうだったが、遅い車両にひっかかる。アドレナリンが出ず、集中力は続かず、決勝でそのまま使うタイヤなので、6周目に39秒台がでた所で終了した。その後クラス1位は更新されたが、総合6番で2列目は変わらなかったので結果OKである。

 

決勝:10周、6番グリッド(2列目内側)からスタート。同クラスは6台。混走20台

スタートでは利き足の右足をついて、半クラッチで進もうとする車体を抑えつつ、4000回転くらいの低回転から発進する運用で行っている。一般的ではなく、最速ではないかもしれないが、ほぼ失敗しない。これはすぐにクラッチをつないでしまうので、半クラッチの不安定さがないから。1速でアクセルコントロールのみとなり、回転上昇過程のトルク変動でややウイリーしやすいが、600ではあまり問題とならない。

ウォームアップランでは1番で戻ってこられた。グリッドがコース内側なのは良かった。理屈としてはインベタで1コーナーに進入すると、コーナリングスピードは出ず、立ち上がりが遅くなるが、要求されるタイヤグリップは小さいのでスリップダウンのリスクは少ない。

今回は予選3位(OPENFORMULA)の方が抜群にスタートがうまく、twitterに動画があがっていた。自分も悪くなかった。1コーナー進入前までは2番か3番だったようだ。まあ、1000㏄と勝負するつもりはないので問題ない。その後すぐに同クラスを争う選手に抜かれたが、ブレーキはこちらが強く時間をおかずパスできた。

総合1位の選手は35秒台の圧倒的な速さなのですぐに見えなくなってしまったが、総合2,3位争いからは急には離されなかった。各所でやりあっていて見ていて面白かった。

スタートを含む1周目が42秒台、2,3周目に38秒台がすぐ出た。これは本番パワーでしょうね。練習でできないことができる。

どうも一人旅になったようで後ろが気になったが、これは良くなかった。後ろを気にするべきではない。たった16分のレースなのだから前だけ見るべき。

あとで1000㏄に抜かれたが、直線のこと。ブレーキはこちらが明らかに深かったので、相当抜きにくかったはず。S字立ち上がりの登りとバックストレートが速い。ちょっとどうしようもない感じ。2コーナー、110Rでフロントが逃げて弱いチャタリングが出るが、危険な感じはなく、安定して39秒台で走れた。アドレナリン出まくりで楽しかった。

レース後にはtwitterにはりつき、素晴らしい写真もいただいた。

次のレースまで何ができるか考える。