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SUGOロードレース、東北シクロクロスの参戦日記です。

2021-2022 東北シクロクロスシリーズ#3福島空港CM2+3

2021/12/26 日曜日 天候:晴れときどき粉雪、レース時気温-4から-2℃。風あり。風向き不明西風?

受付7時30分から。試走7時30分から820分まで。スタート920分 8分前点呼。

タイム:26分49秒 1位(28人出走)  7.2km 平均速度16.1km/h

コース:12.4km。3周。昨年とかなり似ていた。どこもかしこも凍っており、土が硬い。平坦でとても跳ねるし、轍(わだち)にはまるとハンドルは切れない。草はかなり刈られており、コース幅はまずまず広い。朝試走ではキャンバー(片斜面、土手様の難所)は何とか走れたが、途中でスリップするので、二本足で走るも、シューズも滑る。ただし、今回はキャンバーが勝因となった。また、コースが硬くて跳ねるので、サドルは普段も低めだが、さらに数mm下げた。これも当たったと思う。

機材:

タイヤ:IRC SERAC CX TUBELESS X-GUARD 空気圧前140kPa、後ろ150kPa シーラントなし。トラクションは問題なし。サイドグリップの余裕なし。2周目のキャンバーで滑落した。ゴールライン直前の側溝越えでのリム打ちを心配したが大丈夫だった。

ホイール:giant SLR1 36 フックレス。空気圧を下げられた立役者。いいホイールだと思う。ただしシマノ以外のハブはラチェットがうるさい。

ブレーキ:GRX400, ブレーキディスク:前シマノ160mm、後140mm。

ディスクブレーキは洗車するとしばらく効かない。とても厄介。パーツクリーナーも効果今一つ。前回前140mmで問題なかったが、今回は160mmにした。パッド F:ベスラ シクロクロスR:シマノ シンタード。後ろは全然効かない感じだったが、前が効いたので問題なし。

ペダル:エッグビーター1。 今回もクリートが泥ではまらずイライラした時あり。はまらなくても無理やり走るし、何回か蹴ればはまる。

シューズ:Fizik Terra X5 スパイクピンなし。試走時はシューズカバー使用。レース時は運動強度高く冷たさの問題なし。硬い土でおそろしく滑る。スパイクピンが有効とも思えない。

目出し帽(バラクラバ):寒い中全力で走ると肺がやられるので、今回はモンベルの中厚地の目出し帽を使った。サングラスが曇るので、口の部分をはずしたり、つけたり。肺の保護にかなり有効なようだ。前回は2,3日痰が出て大変だった。今回は不調を持ち越さなかった。

グラブ:今回はBBBの真冬用。厚くて操作しにくいかと思ったが良さそうだ。かなり寒かったので厚いグラブが有効だった。

ウェア:今回はイオンの偽ミレーの網地インナー、アンダーアーマーのインナー両方忘れるという失態だったが、イオンの安物インナーでOKだった。上はTEBEの真冬用、その上にいつもの猫ジャージ。スタート待ちにはモンベルのウインドブレーカ。走る際はバタつくので問題ありだが、超軽いので、待機には良い。ポケットに入れて出走したが、問題なかった。

タイツ:パールイズミの一番厚いものを使用予定だったが、パッドが薄いので、今回はホームセンターのペラペラインナー(股引w)の上にTEBEの非防風タイツを使用した。パッドが厚く、ガタガタの平坦で役に立ったと思われる。レース時は寒くなかった。

ゼッケン:日東電工NO5000NSで貼り付け。安全ピンなしではがれたことなし。

食事:6時前にカステラ、CCDドリンク、じゃがりこ。直前にカロリーメイトゼリーひと口など。特にエネルギー切れの問題なし。キッチンカーが3台来ていた。走行後のキーマカレーがうまい。

洗車:開催者準備のもので洗車できるらしいが、水道はないため、制限があるようだ。気温が低く、ドロドロにはならず、洗わないで帰宅した。家で洗車。

ウォームアップ:試走ゆっくり2周、ローラー台で15分。スタート待ちが寒いの明らかで、駐車場からスタートまで結構登るので、スタート15分前までゆるゆるアップしてみた。よかったようだ。

レース:

スタート:今回はラッキーが続いた。まず本来2列目になるゼッケンだったが、1列目が空いていた。スタート直前にはサドルに座って待機。以前はトップチューブ上で待機していたが、立ちこぎだとクリートがはまらないとたいへん。最初から座っていると、はまらなくても慌てない。C3スタート後約30秒後にスタート。今回は30秒がやけに長い感じがあった。無難にスタートし、一番で走る気はないので、なるべく楽に走りながら3番手あたりで行った。

1周目:朝試走時に半分程度は乗車できたキャンバーだが、レース時には粉雪が覆い、おそろしく滑る状況になっていた。1周目は中途半端に乗車。忍者返しは乗車では行けないので、担いだ。自転車を押すと遅いと思う。バリヤー(シケイン)直後に登りがあり、乗車でいくか、ラン(走っていく)か迷ったので両方やってみたが、あまり差はないようだ。最後の直登などでフロント30T, リヤ30Tを多用した。登りではハンドルを切りながら(ローリングしながら)の走りがかなり有効だったと思う。朝試走では直登も立ちこぎで行けたが、レース時はあきらかにグリップが落ちており、シッティングで行った。曇って気温が下がったようだ。各所でコーナーのイン側は草が長く、やや減速するため避ける人が多いが、低速時はインベタの方が速い。

2周目:キャンバーで滑落した。個人的にランが大嫌いで自転車に乗っているので、最初からランで行くつもりは全くない。ただし、今回は転倒から復帰時のロスが大きく、C3と混走なので、抜かれて自分が何番かわからなくなった。下の写真、GoldenCheetahのrideデータを見ると、スピードがゼロになってる時間が記録されている(上から4番目、緑グラフ17分頃)

3周目:おそらく4,5番手だろうと走っており、表彰台は遠いなと思いながら走っていた。キャンバーでは自分の前の選手は全員最初から自転車を担いでランで突入していたが、全く走行できないとは思わなかったので、そのまま走ったら、ずり落ちながらも大体走り切れてしまった。データを見ると、1,2周目と比較して、スピートが極端には落ちておらず、するする走った様子が分かる。データ上のW'balは無酸素パワーの使用具合を見ているが、ゴール前の直登で頑張っているのが見える。(上から2番目赤グラフ31分過ぎに無酸素パワーを消費し、下がっている)去年はクランクが170mmで、サドルが高く、体力が持たなかったが、165mmクランクで、サドルを下げ、硬い路面で車体が暴れる所を腰を浮かしつつ走り、最後まで頑張れているのが嬉しい。タイムも1周目9分4秒、2周目9分9秒、3周目8分36秒と最後に伸びている。

出走クラスを何人抜いたかはわからず、3位あたりかと思いながらゴールした。リザルトを見て1位であることに驚愕した。今回はあきらかに走力が劣っていたが、キャンバーをたまたま走れたため、優勝してしまった。本当にまぐれだと思う。CM1に昇格となってしまうが、FTP187Wで活躍する見通しはなく、人生で最期の1位かと思うと少しさみしいが、贅沢な悩みだろう。

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GoldenCheetahのrideデータ. パワーメーターは4iiii